ジョイなライド

友人とブランデー飲みほす。

やばい勢なのだけど、やばくなるのくらい前からわかってたし、まあふさぎ込まない程度にやりましょうよ。

麺はメンタルを駄目にする。だんだん脳みそと麺がすり替わってくる。そうなってくると、火星の土はミネラル豊富で私はそして財布に入れた妻と子の写真を眺めながら来るべき時が来るのを待っていたのだがその時丘の向うからやってきたものに目をみはったなんとそれは故郷で私が育てていたペットのベイビー・Dだったベイビー・Dは悲しそうな目で私を見つめながらそのおぞましい足をひきずりうごめかしこちらへやってくるその姿にかつてのおもかげはなく彼の腕や足はぬるぬるとした触手のように変形していて顔などもはや正視に堪えないようなまがまがしい表情をしているしかし彼は確かにベイビー・Dなのだこちらを見つめるあの小さな瞳あれはまさしくベイビー・Dの目だそれだけは疑いようのない真実だ僕は足元に転がった自動小銃に目をやるそしてそれを構えて溢れる涙を袖で拭いながら